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2026年度の青梅市の新築戸建てと都心マンション価格から考える、婚活中の方が
結婚生活を送る上で考えるべき住環境と生活圏について解説します。
「結婚したら、いつか家を買いたい」
婚活中の方や結婚が決まったカップルと話していると、今でもよく聞く言葉です。
ところが2026年、その「いつか」が以前とはかなり違うものになっています。
特に東京都心です。
「共働きなら何とかなるだろう」
「世帯年収が1,000万円あれば東京でも家を買えるだろう」
そんな感覚で住宅を探し始め、実際の価格を見て驚く夫婦が増えています。
2026年8月にTHE GOLD ONLINEで紹介された30代共働き夫婦も、夫680万円、妻350万円、世帯年収1,030万円という決して低くない収入でありながら、東京都内で希望するマイホームを探すことの難しさに直面しています。
私は結婚相談所Looking Happyで婚活や結婚後の生活についてお話をする中で、住む場所は「駅から何分」「新築か中古か」だけで決めるものではないと思っています。
子どもが生まれたらどうするのか。
夫婦のどちらかが働けなくなったらどうするのか。
親が70代、80代になったときはどうするのか。
そして35年後、住宅ローンを払い終えた夫婦に、いくらのお金が残っているのか。
結婚する二人には、そこまで考えて家を選んでほしいのです。
東京都心で新築マンションを買うなら1億円の時代に突入しています。
まず、今の東京の数字を見てみましょう。
不動産経済研究所が2026年4月に公表した2025年度、つまり2025年4月から2026年3月までの首都圏新築マンション市場では、首都圏全体の平均価格が9,383万円。
そして東京23区は、
平均1億3,784万円
となりました。
しかも東京23区は前年度比18.5%上昇です。
東京23区の新築マンション平均価格は3年度連続で1億円を超えています。
ただし、ここは非常に大切なので補足します。
1億3,784万円は「販売された新築マンション」の平均で、高額物件の影響も受けます。
では、実際に買った人はいくらだったのでしょうか。
リクルートの「2025年首都圏新築マンション契約者動向調査」では、東京23区で実際に契約した人の平均購入価格は9,598万円でした。
それでも約1億円です。
しかも購入者全体の平均世帯年収は1,213万円。既婚世帯の共働き率は78.2%で、住宅ローン借入総額も平均5,956万円まで上昇しています。既婚・共働き世帯に限れば平均借入額は6,354万円でした。
つまり現在の東京都心の新築マンション市場は、「普通に働いていれば普通に買える市場」から、かなり姿を変えてきているわけです。
2026年度 青梅市の戸建て住宅は3000万〜4000万台となっています。
ここから青梅市を見てみましょう。
SUUMOが2025年7月1日から2026年6月30日の掲載実績から集計した青梅市の新築一戸建て価格では、河辺駅周辺の建物面積80~100㎡で中央値が3,690万円。
100~120㎡では中央値が4,039万円です。
そして2026年8月時点の実際の掲載物件を見ると、さらに具体的になります。
青梅市柚木町では、土地約166~251㎡、建物約88~116㎡の3LDK・4LDKが2,680万円~3,480万円。
河辺町では3LDKの新築一戸建てが3,090万円。
新町2丁目では土地約136㎡、4LDKが4,000万円。
新町5丁目では土地約146㎡、4LDKが4,580万円で掲載されています。
アットホームでも、2026年7月完成の青梅市今井の5LDK新築戸建てが3,080万円で掲載されています。
もちろん駅距離、土地面積、施工会社、性能、設備によって価格は大きく変わります。
それでも、
青梅市では2026年現在も3,000万円前後から4,000万円台で、土地付きの新築一戸建てが現実的に探せる。
これはとても大きな意味を持ちます。
比較すると差は一目瞭然、青梅市の戸建てと東京都心のマンション価格の差額
ここはぜひ一度、電卓を叩いてほしいところです。
東京23区新築マンション平均価格
1億3,784万円。
青梅市河辺駅周辺の100~120㎡新築戸建て中央値
4,039万円。
単純な価格差は、
9,745万円
です。
東京23区平均は青梅の約3.4倍になります。
9,745万円という金額は、「家が少し安い」という話ではありません。
子どもの教育費、大学資金、夫婦の老後資金、車、旅行、投資、もしもの病気、転職、介護。
人生そのものに影響する金額です。
2027年以降、今後更なる金利上昇が見込まれる私たちが暮らす日本
2026年8月の【フラット35】で、借入期間21年以上35年以下、融資率9割以下の最も多い金利は年3.29%です。
そこで比較のため、仮に物件価格全額を年3.29%、35年間、元利均等、ボーナス返済なしで借りられたものとして機械的に計算してみます。
青梅市4,039万円なら、月々約16万2,000円。
35年間の総返済額は約6,806万円になります。
一方、1億3,784万円なら、同じ条件で月々約55万3,000円。
35年間の総返済額は約2億3,228万円です。
月々の差は約39万円。
35年間では約1億6,400万円もの差になります。
もちろん実際に1億3,784万円をフラット35一本ですべて借りるという意味ではありません。頭金、金融機関、借入限度額、金利、管理費なども異なるため、あくまで「同じ金利なら価格差が家計にどれくらい効くのか」を見る比較です。
それでも、住宅価格が違うということが、35年という時間を通すとどれほど大きな違いになるかは分かります。
土地代・建物代・住宅ローン金利も高くなってきている現状
「もう少し待ったら、建築費が下がるのでは?」
そう考える方もいるでしょう。
もちろん将来の価格は誰にも断定できません。
ただ、2026年現在のデータを見る限り、建築費には依然として強い上昇圧力があります。
一般財団法人建設物価調査会の2026年7月データでは、東京の木造住宅の工事原価指数は152.3。
基準となる2015年平均を100とする指数ですから、2015年と比べ非常に高い水準です。
鉄筋コンクリート造の集合住宅も146.5となっています。
しかも木造住宅は2026年7月だけでも前月比0.5%上昇、RC集合住宅も0.6%上昇しました。
住宅金融支援機構の2025年度【フラット35】利用者調査でも、全国の平均所要資金は注文住宅4,262万円、土地付き注文住宅5,313万円、建売住宅4,215万円となり、すべて前年より上昇しています。
つまり今は、
土地が高い。建物も高い。そして住宅ローン金利も以前より高い。
という三つの問題を同時に考えなければならない時代なのです。
「青梅なら土地はずっと安いまま」
これも正確ではありません。
東京都が公表した2026年地価公示では、青梅市の住宅地の平均価格は1㎡あたり約9万8,600円。
住宅地の平均変動率は前年比**+0.7%**でした。
例えば青梅市新町5丁目の2026年公示地価の標準地では、124㎡で鑑定評価額1,860万円、1㎡当たり15万円となっています。
ですから、「青梅は今後絶対に値上がりする」と言うつもりはありません。
人口、駅距離、地域、金利、景気によって不動産価格は変わります。
ただし、建築費が高騰するなかで、青梅の土地価格まで上昇に転じていることは知っておくべきでしょう。
ご両親がお持ちの土地に新築を建てることで土地代を大きく抑えることができます。
青梅、西多摩で育った方には、都心で暮らしている人にはない大きな資産が眠っている場合があります。
それが、
実家の土地です。
例えば結婚後、親御さんが所有する土地の一部に家を建てられるのであれば、土地を新たに購入する必要がなくなるケースがあります。
先ほどの青梅市新町5丁目の地価公示の例では、124㎡の土地評価が1,860万円です。
仮に同程度の土地を新たに購入しなくて済むなら、家づくり全体の予算は大きく変わります。
3,000万円前後の建物を建て、土地取得費を抑える。
すると、東京で1億円近いマンションを購入する人生とは全く違う家計になります。
ただし、親名義の土地に建てる場合は、土地の名義、相続、贈与、住宅ローン、将来のきょうだい間の相続などを事前に整理する必要があります。
「親の土地だからタダ」と簡単に考えず、税理士・司法書士・金融機関なども含めて確認してから進めることが大切です。
ここからは不動産価格表には載っていない話です。
結婚後にお子様を授かったとします。
朝、夫婦とも仕事。
ところが子どもが熱を出しました。
保育園から「迎えに来てください」と電話が入ります。
都心で夫婦二人だけで暮らしていれば、どちらかが仕事を止めて迎えに行かなければなりません。
例えそれが大事な会議の日でも、電車が止まっていてもです。
第二子を出産するとき。
上の子を見てもらいたいとき。
保育園のお迎えに10分だけ間に合わないとき。
こういう「ちょっと助けてもらいたい」が、子育てでは何度も何度も起こります。
青梅市のファミリー・サポート・センターでも、保育園・幼稚園・学童の送迎や、その前後の預かりなどを行っています。公表されている利用料金は1時間700~900円です。
もちろん親御さんの協力をお金に換算するべきではありません。
ただ、近くに信頼できる家族がいることには、金銭では測れない大きな価値と安心があります。
そしてこれは「親に子育てを任せる」という意味でもありません。
できる範囲で支え合える距離にいる。
それだけで夫婦の選択肢はとても大きく増えるのです。
じいじ、ばあばという最強の応援部隊が居ることは両親にとってもお子様にとってもかけがえのない宝物。
30歳で結婚した人が50歳になるころ、親御さんは70代後半から80代になっているかもしれません。
今はご両親が元気でも、
病院への付き添い、買い物の同行
予期せぬ転倒や介護、認知症の発症など
突然、家族全員の生活が変わることがあります。
東京の都心から青梅の実家まで毎回戻る生活と、車で10分、15分で行ける生活環境では負担が全く違います。
誰もがみんな小さいころは親からたくさんの愛情を注いで貰い助けてもらって生きてきました。
親が高齢になったら今度は私達が助ける番ではないでしょうか。
長男だから、次女だから、三男だからそれは関係ありません。
私達Looking Happyは、それも地元で暮らす大きな、大きな意味の一つだと思っています。
親御様の側で所帯を構え生活することは親孝行でもあるんです。
婚活をしていると、
「結婚したら都心に住みたい」
「地元を出たほうが格好いい」
という考えを聞くことがあります。
もちろん都心には都心の良さがあります。
勤務先へのアクセス、文化、飲食店、流行りのお店、都心に不動産を持つという資産性。
これはもちろん否定できません。
一方で2026年の住宅価格を見ると、「東京23区に住むこと」が家計に求める負担は以前とは比べものにならないほど大きくなっています。
だからこそ私たちLooking Happyは
どこに住めば格好いいかではなく、どこに住めば家族が幸せに暮らし続けられるか
で決めていい時代だと思っています。
家に1億円以上かけること自体が悪いわけではありません。
十分な収入と資産があり、都心で暮らす価値を強く感じるのであれば、それも素晴らしい選択です。
問題は
「銀行が貸してくれる金額」と「幸せに返せる金額」は同じではない、
ということです。
住宅ローンを払うために二人とも仕事を辞められない。
子どもが生まれても勤務時間を減らせない。
転職したいけれど年収が下がるからできない。
毎月ローンが怖くて旅行に行けない。
教育費が増えてから初めて余裕がないことに気づく。
それでは、家を買うために人生があるようになってしまいます。
私は逆だと思います。
人生を幸せにするために家がある。
こちらが先です。
結婚相談所は、お相手を紹介して成婚したら終わり。
そう考えることもできます。
でも本当の結婚生活は、その翌日から始まります。
どこで暮らすか。
子どもをどう育てるか。
夫婦共働きをするのか。
家を買うのか、賃貸でいいのか。
親とどのくらいの距離で暮らすか。
お金をどこに使うか。
これらは全部つながっています。
それらを育った環境がそれぞれ違う者同士が一緒に考えて人生設計をしていくのです。
青梅市で育った二人。
西多摩に実家がある二人。
親御さんが近くにいる二人。
そんな皆様にとって「地元で結婚し、地元に家を持つ」という選択は、決して妥協ではありません。
むしろ2026年の住宅価格、今後も上がる可能性のある物価高上昇などを見ても
非常に合理的な人生戦略になり得ます。
もちろん、青梅なら誰にでもおすすめという話ではありません。
勤務地が都心なら通勤時間は長くなります。
駅から離れれば車が必要になります。
物件によっては将来売却するときの買い手が限られます。
親と近すぎることが夫婦のストレスになる家庭もあります。
だから結婚前に話してください。
「親にはどこまで頼る?」
「親との距離はどのくらいがいい?」
「東京まで毎日通う?」
「車を持つ?」
「子どもは何人ほしい?」
「住宅ローンはいくらなら怖くない?」
「ペアローンにする?」
「親族との集まりの頻度は?」
こういう話を婚活中や結婚前にすることは、決して夢がないことではありません。
むしろ、結婚後に揉めないための大切な準備なんです。
2026年現在、東京23区の新築マンション平均価格は1億3,784万円。
実際の契約者の東京23区平均でも9,598万円。
一方、青梅市では3,000万円前後から4,000万円台の新築一戸建てが実際に販売されています。
しかも青梅には、人によってはもう一つ大きな資産があります。
親。
実家。
土地。
子育てを助けてくれる家族。
将来こちらから支えてあげたい家族。
これらはSUUMOの物件価格には載りません。
でも、結婚生活では非常に大きな価値になります。
「東京の1億円のマンションを買える夫婦になる」
それも一つのとても素晴らしい目標です。
でも、
「4,000万円の家に住み、子どもとの時間を増やし、老後資金をつくり、親の近くで安心して暮らす」
こちらも立派な豊かさです。
むしろこれからの時代、後者の価値はもっと見直される時代が来ると思っています。
家は、見栄のために買うものではありません。
住宅ローンを組むために結婚するのでもありません。
二人で幸せな人生を送るために住む場所を選ぶこと
その選択肢の一つとして、もう一度、
「青梅で出会い、青梅で結婚して、青梅に住む(家を持つ)」
という人生を考えてみてください。
東京の住宅価格がここまで上がった2026年だからこそ、地元にある家族、土地、暮らしやすさの価値を、数字だけではなく人生全体から見直す時期に来ているのだと思います。
※掲載価格は2026年8月時点または各調査対象期間の情報です。不動産価格、金利、物件在庫等は変動します。また、公示地価は実際の売買価格と同一ではありません。住宅購入の際は個別物件・資金計画・税務・権利関係をご確認ください。
主な出典:株式会社不動産経済研究所「首都圏 新築分譲マンション市場動向2025年度」 、SUUMO「青梅市の新築一戸建て価格相場」 、SUUMO「首都圏新築マンション契約者動向調査」関連記事 、東京都「令和8年地価公示価格」 、国土交通省不動産情報ライブラリ 、一般財団法人建設物価調査会「建設物価 建築費指数」 、住宅金融支援機構「2025年度フラット35利用者調査」 。